千葉女児殺害 不審者映像に抱えようとする動作 連れ去る瞬間か

 千葉県我孫子市でベトナム国籍の小学3年、レェ・ティ・ニャット・リンさん(9)=同県松戸市六実(むつみ)=の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、ドライブレコーダーに写っていた不審な人物がリンさんに似た女児を背後から抱きかかえようとしていたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。県警捜査本部は連れ去る瞬間の可能性もあるとみて、慎重に捜査を進めている。

 事件は遺体発見から2日で1週間が経過。ドライブレコーダーの映像は複数集まっているが、いずれも画質が不鮮明なことから捜査本部は解析作業を進める。

 リンさんは3月24日午前8時ごろ、修了式出席のため自宅を出た後、行方不明になった。捜査関係者によると、同時間帯に自宅周辺を走行していた複数の車のドライブレコーダーに女児に近づく人物の姿が記録されていた。

 写っていたのは男とみられ、その中には女児に背後から接近し、抱きかかえようとしていた場面が記録されていたという。

 リンさんは26日朝、同県我孫子市北新田の排水路にかかる橋の下で遺体で見つかった。首に絞められたような痕があり、死因は窒息死の可能性が高い。死後硬直が進んでおり、24日午前から翌日朝までの間に殺害された疑いがある。

 27日には茨城県坂東市の利根川河川敷でリンさんのランドセルが見つかり、周辺ではその後、筆箱、防犯ブザーなども発見された。