フィギュアスケート世界選手権・男子フリーが4月1日、ヘルシンキ・ハートウォールアリーナで開催され、羽生結弦が世界最高の223・20点を記録。合計321・59点としショートプログラム5位からの逆転勝利を果たした。
【BuzzFeed Japan / 徳重辰典】
これまでのフリーの歴代最高記録は2015年、羽生自身が叩き出した219.48点。この日、羽生は4回転を4本成功。ジャンプもすべて着氷させる、美しく、そして完璧な演技を見せた。
自身の世界記録を大きく超えた得点が告げられると、羽生は感無量の表情を浮かべ、そして大きく両手を天に突き上げた。
あまりに完璧な演技に本田真凛もTwitterで「やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいすごすぎるやばいすごすぎるやばいすごすぎるやばいすごすぎるやばいすごすぎるやばいすごすぎるやばい」と大興奮。
安藤美姫は「ゆづくん神だった」と称賛し、元フィギュアスケート選手のジョニー・ウィアーは「Pure Hero」と祝福した。
2016年に放送された男子フィギュアを描いた人気アニメ「ユーリ !!!on ICE」の主人公・勝生勇利は作品内で、フリーの世界記録となる221.58点を獲得する。
勇利の記録は、当時羽生がもっていた世界記録219.48点を超えていた。
アニメだからできる得点とも考えられていたが、羽生は今大会で二次元の壁をも超えてしまった。
このため「羽生結弦二次元の世界最高得点を超える 」「ゆずくんって2次元なん?」などTwitterではユーリを知るファンからも驚きの声が上がった。
誰もが驚き、そして感動した演技を終えた後、羽生は場内のインタビューで「フリーだけがよかった。ショートプログラムは残念だったので、もっと練習しないといけない」とコメントしている。
来年の平昌五輪では、さらに素晴らしい演技で魅せてくれそうだ。